設計契約を結ぶと、まず基本設計を行います。

設計監理契約を結ぶと、設計に取り掛かります。

建て主のご要望を伺います。
家族構成・それぞれの部屋の希望・予算や建築に求める機能性やデザインのことなどです。考えが十分にまとまっていなくても、建築家からお聞きしますので心配ありません。
敷地における自然環境、例えば風向きや雨の多い時の水位や、周囲の特に気になる分の条件は、図面だけではわかりにくいので、こちらからお尋ねします。
資金計画は、とても大切ですし、予算が決まらなければ設計は出来ません。 私たちは、信頼のおけるファイナンシャルプランナーをご紹介します。
相続なども含めて無料で相談できます。

ヒアリングの後、敷地の調査、法規の確認など行います。
その上で、お客様の要望、敷地の条件、予算、地盤の強度などの条件を整理し、コンセプトやプラン、イメージなどを図面と模型を使って提案します。

提案する案はあくまでもスタートです。その案をもとに、プランやイメージはもちろん、外装材や内装材と設備機器を、性能とコストパフォーマンス、デザイン的特性を加味して提案し、それらを踏まえて建て主にピッタリ合う住宅に仕上げていきます。

各部位の収納の仕方や、造り付家具の使い勝手などを図面で確認します。

建て主が了解すると、基本設計は完了です。

基本設計で決定した内容を踏まえ、構造や設備の詳細設計に着手し、正確な見積りができるように、専門的かつ詳細に図面化します。
工務店やハウスメーカーが描く図面は10枚程度で、詳細までは表現されていませんが、建築家の場合、50枚以上の図面となることもあります。

お知り合いなど特定の施工業者がある場合は、そちらにお願いします。

そうしたお付き合いが無い場合は、建築家がお手伝いします。建築家がお薦めする技術力と施工力を持ち、コストパフォーマンスが高く、建てた後も長いお付き合いができる、信頼のおける施工業者に登録していただいております。その中から設計の内容や施工実績から数社を選定し、見積りをお願いします。

複数に見積りをお願いする場合には、設計の内容が同じでも、金額を比較できるメリットがあります。

実施図面段階では、「できればこうなればいいな」というような部分も含まれていますので、予定の予算よりオーバーすることが通常です。

また、同じ設計の内容でも見積金額には、10～20％の違いが生じることもあります。

まずは、建築家が提出された見積書の内容を吟味し、施工会社と考え方を共有します。その上で、予定の金額に近づけるために見積り内容を精査し、施工業者と意見を交わしながら、建て主に本当に必要なものなのかどうかといった取捨選択を判断していただけるよう選択肢を提案し、話し合いながら調整し、予算の中で収まる作業を行います。